スロバキアのオレンジワイン
スロボドネというスロバキアのワイナリーが造るリースリングのオレンジワイン。
私はスロバキアのワインを飲んだのは今回が初めてです。そして、単に初めてだからというのではなく、実に興味深いワインでした。初めて口に含んだときの感想は、とにかく揮発酸が高いというものでしたが、それに慣れてくると実に面白いワインであること分かってきました。
金柑の香りが表れた後に、全く予期していませんでしたが、品種特有のペトロ―ル香もしっかりと感じられるようになりました。個人的にはペトロ―ル香をしっかり感じるリースリングは本場ドイツ産だけだったので、とても意外でした。
温度が上がってくると次第に蜜のニュアンスも感じられ、実に変化に富んだ表情を見せてくれるワインだと感心しました。サーブしてくれたお姉さんも同じような意見をお持ちでしたので、皆さんにも是非この個性的なリースリングを試して頂きたいです。